脂質異常症

脂質異常症の自覚症状・合併症

現在の日本では当然のように欧米諸国の食事とだいたい同じようなメニューが並び、食されています。
しかし、日本人の体質にそういった食事はすべてがマッチしている訳ではありません。
魚や野菜を食べてきた我が国の人間にとって、脂肪を多く含んだ欧米諸国のメニューは、相性がよいとはいえないんです。
その結果、脂質異常症に陥ってしまいます。
問題なのは、脂質異常症という疾病に関しては自覚症状が殆どないという点です。
糖尿病、高血圧症など、生活習慣病と言われる疾病は沢山ありますが、それらも基本的に初期症状はさほど自覚できない感じのことが多々あります。
ただ、それでも留意深く自分を観察していれば、体調の変化によって分かるような場合もあります。
ですが脂質異常症のケースは、初期ステージはおろか、その次のステージでも自覚症状を覚える感じのことができないという人がかなり多いようです。
更に問題な問題として、脂質異常症に関しては危機感を抱く人が少ないという点が挙げられます。
例としては、糖尿病は怖い疾病という考え、すでに一般化しています。
合併症などさまざまな疾病を引き起こし死に到る、あるいは半身不随などの機能障害を起こすという事例が多数チェックされ、「身近な怖い疾病」という認識が広まっているからです。
一方、脂質異常症はたくさんの人がそれに該当している状況で、尚且つ通常に日常生活を送っていることから、「少し太り気味」、「メタボリックシンドローム体型」くらいの考えで止まってしまうという状態になっています。
しかしながら、実際、脂質異常症は本来とても怖い疾病なんです。
生活習慣病は、すでにたくさんの日本人がその状況にある、いわば日常病とも呼べるようなもんです。
予備軍も含めれば、よほど健康に気を遣い、食事と睡眠をきちんと取っているような人でなければ該当してしまうと思います。
現代の日本では、つらいな労働条件で仕事をしているような人もかなり多く、学生ですら寝る間も惜しみ学んでいるという場合は少なくありません。
更に、若者はおろかいくらかの年配者でも、ファストフードに頼った食事、そして、脂物がたくさん並ぶ食卓で箸を取るというライフスタイルを送っています。
この状態では、脂質異常症が蔓延して当たり前なのと思います。
そんな脂質異常症がなぜ問題なのかというと、合併症を生じさせるからです。
糖尿病の例を考えれば、合併症がいかに怖い状況かが分かるでしょう。
そして脂質異常症が生じさせる合併症は、糖尿病の合併症に劣らずとても恐ろしい疾病ばかりです。
脂質異常症が招く合併症の例えば、動脈硬化が最もメジャーです。
血管中に脂肪が溜まり、血液の流れを遮断したり、血液がドロドロになるようなことで流れを遅くしたりする状況です。
また、この動脈硬化の状況が更に悪くなると、心筋梗塞、脳梗塞という状況になってしまいます。
これらの疾病は命を落とす危険があるというようなことは勿論、植物状況、半身不随など、死を回避できても重大な後遺症を残す蓋然性がある感じのため、とても危険な状態となります。
こういった恐怖を内包している感じのものが、脂質異常症という疾病なんです。

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